福祉機器事業

Case Study 活用事例のご紹介

VOCA-PEN 相手に伝える喜びを実感!

VOCA-PENの旧バージョン「読み上げサトシくん」を使うことでの事例をたくさんご紹介します!

Concept

ペンとシールのセットになっており、音声を録音したシールをペンでタッチするとその内容を再生します。 録音操作も簡単で、学習や日常生活などさまざまな場面で活用することができます。

  • Case 01.絵本を使用したことばの学習
    学習の様子
    活用者

    肢体不自由特別支援学校 小学部4年生
    語彙の獲得や発語に意欲的だが、読みの困難さと発音の不明瞭さがある。

    目 的

    自立活動の授業で、主体的に絵本読みを楽しめるようにするとともに、読み上げられた音声に合わせて自分からも発語することをねらいとした。

    内 容

    ことば遊びのように歌って楽しめる絵本「あっちゃんあがつくたべものあいうえお」を使って、各ページに読み(歌)を登録したサトシくんのシールを貼っておき、ペンでタッチして読み上げる。

    結 果

    ペンでシールにタッチする自信の操作で歌が読み上げられるので、ことば遊びを楽しみながら意欲的に活動できた。また、再生された音声をまねて、自分からもたくさん発語していた。

  • Case 02.交流学習での自己紹介
    交流学習の様子
    交流学習の様子
    活用者

    知的障害特別支援学校 9歳 自閉症
    発語はあるものの相手に伝える方法や内容がわからない。

    目 的

    交流学習(小学校)の友達に向けて、自分の名前や好きなものもを伝えられることをねらいとした。

    内 容

    写真と文字の自己紹介シートにサトシくんのシールを貼って、自己紹介の場面で使用する。

    結 果

    これまでは教師が自己紹介を指さしながら一緒に読んでいたが、自分でサトシくんを使い相手に伝えることができた。自己紹介の機会が少なく、使いこなすところまでにはいたらなかった。

  • Case 03.話型シートを使った発表
    発表の様子
    活用者

    知的障害特別支援学校 10歳 自閉症発語はあるものの場に応じて使うことが難しい。

    目 的

    ことば・かずの授業で、友達や教師に向けて、自分がやった課題の結果を「○○が多いです」「○○さん、どうですか?」と伝えられることをねらいとした。

    内 容

    空白の話型シートと選択肢のシンボルにサトシくんのシールを貼って発表する。

    結 果

    友達に向けて発表することができるようになった。また、「○○さん、どうですか?」と友達や教師に評価を求める様子も見られるようになった。

  • Case 04.授業での司会進行
    授業での司会進行の様子
    活用者

    知的障害特別支援学校 12歳(小学部6年生)ダウン症・構音障害 発音が不明瞭のため、言いたいことがうまく伝わらない。

    目 的

    ことば・かずの授業での司会進行を自分でできることをねらいとした。

    内 容

    めくり式の司会カードとサトシくんのシールが貼られたシートを使って司会進行を行い、友達に次にする活動を伝える。

    結 果

    これまで使っていたVOCAに比べると簡単に設定でき、語彙数(シールの数)に制限がないので活用機会が広がった。

  • Case 05.朝の会の司会進行
    朝の会の司会進行の様子
    時間割
    こんだて
    活用者

    知的障害特別支援学校 18歳(高等部3年生)
    「あー」「うー」などのことばでコミュニケーションを取っている。
    朝の会で、みんなが使っている進行表を使って会を進めたいが、ことばが出ないので思うように司会ができない。VOCAを用いたが、進行表にこだわり、効果がなかった。

    目 的

    朝の会で、みんなが使う進行表に従って、会を一人で進めることができる。

    内 容

    朝の会の進行表や献立、時間割などにサトシくんのシールを貼り、録音されたことばを使って一人で朝の会を進める。

    結 果

    導入前は教師に頼ることが多く、教師と一緒に声を出していたが、導入後はサトシくんを使って自信を持って朝の会を一人で進めることができるようになった。

  • Case 06.授業での司会進行
    時間割カード
    活用者

    肢体不自由特別支援学校 小学部6年生
    重複カリキュラム学級自立活動を主とする教育課程に在籍し、重度の知的障害を併せ有する肢体不自由児。予定や見通しを伝える際に、絵カードという視覚情報では有効ではないため、次の予定はその予定に関係する自然な出来事やそれに関係する具体物、音楽などで理解している。

    目 的

    手順カードや時間割カードは、複数のカリキュラムで構成されている学級のため(知的障害特別支援学校に準ずる教育課程の子どもたちのため)に必要であるが、自立活動を主とする子どもたちには実態に合わない。そのため、聴覚情報として今日の時間割を確認するようにしている。

    内 容

    ①一時間目 朝の会の時間割カードにシールを貼り付けて(毎日)
    ②自立活動 体を動かす手順カードにシールを貼りつけて(期間限定)朝の会を一時間目に行っているが、対象としている児童2名は、登校後医療的なケアを受けるために他の教室に行く必要がある。医療的なケアを受けながら、今日の時間割カードと、読み上げペンから再生されるその授業と関係している音声を児童と一緒に確認しながら活動している。その後、教室に戻り、朝の会では確認していたときに一番反応が良かったものについて、友達の前で発表する。

    結 果

    活動時間ごとに、歌を設定したり(しているものもあったが、ないものもあった)、その時々である季節や行事と関連した授業でも歌を準備したりと、時間割作成以外の部分で、学級内で話し合いながら進めていくことができた。一時間しかないような授業や行事もあり、録音のし直しが、手順を間違ったりしてしまって、時間がかかっている。

  • Case 07.遊びの指導
    遊びの様子
    活用者

    知的障害特別支援学校 小学部3年生3名
    (自閉症・ダウン症・広汎性)小学部4年生1名(自閉症)

    目 的

    児童だけでもゲームができるように、音楽再生をサトシくんで行う。CD操作が難しい児童にも出題者ができるようにしたい。

    内 容

    遊びの指導(イントロクイズをしよう) 一人が出題者、残りの児童が曲を聞いて曲のイラストのパズルピースを探して全員で合わせて完成させるゲームをする。

    結 果

    パズルだけを楽しむのではなく、出題者もやりたがる児童が多かった。また、カード1枚に対して1曲を録音することで、出題者が曲を選択できるようになったり、ゲームの終わりもわかりやすかったりした。児童にとっては魔法のペンだったようである。日ごろは、CDを勝手に触って叱られていたが、適切な方法で自分の好きな曲を再生することができ、満足そうだった。

  • Case 08.芸術作品の展示
    活用者

    肢体不自由特別支援学校 13歳(中学部1年生)
    脳性まひ四肢が不自由であり、細かい文字や図柄を見ることが苦手である。

    目的・内容

    校内の廊下の壁面に、児童生徒の芸術作品を月替わりで展示するギャラリーを設置している。展示が図画工作・美術の作品に偏りがちであるため、音楽の学習・活動(歌唱・器楽・身体表現などの授業の様子)を録音して、写真とともに展示していきたい。また、図画工作・美術の作品の場合には、その作品紹介を音声で録音しておき、紹介できるようにしていきたい。

    結 果

    本校の児童生徒には、サトシくんのような読み上げペンは教育的効果が高いことがわかった。文字が読める児童生徒ばかりではないので、作品の音声での紹介は好評だった。また、音楽の展示もギャラリーのバリエーションを広げることができた良い取り組みになった。壁面での展示のため制約が多く、今後の課題となった。

  • Case 09.コミュニケーション
    活用者

    知的障害特別支援学校 18歳 知的障害
    発語がなく、独自のジェスチャーで「何か」を伝えようとしているが、そのジェスチャーが何を意味しているのか、普段から接している人でもわかりにくい。

    目 的

    ①給食時間に、生徒(サトシくんを使って)
    「牛乳ください」→ 教師「はい、牛乳どうぞ」→生徒 笑いながら『いらない』と手を振る→教師「じゃあ言うな(笑)」→周りにいたみんなが笑う。 実際に会話をしているようだった。
    ②給食時間の終わりごろ、教師に促されていない中で、自分でゴソゴソとサトシくんを取り出し、「ごちそうさまでした」の号令をかけるなど、主体的な行動が増えた。
    ③おやつと関係のない時間や余暇ができない時間にも、「○○たべたい」「○○やりたい」などの要求があり、「今の気持ち」「今、思っていること」を知ることができた。

    結 果

    要求の仕方が独自のジェスチャーからサトシくんになったことで、「伝えたいこと」が誰にでも伝わるようになった。

  • Case 10.“かるた遊び”で50音の学習
    かるた遊びの様子
    活用者

    特別支援学校 小学部

    読み上げペン「サトシくん」 活用の利点

    • ・子どもは機械ものが大好きなので、とても興味をもってくれる。
    • ・読み札をサトシくんを使って読み上げることで、ひらがなを一部しか読めない子も読み手となり、いっしょに楽しむことができる。
    • ・取り札を3人の子どもが取りあったときに、取り札に貼ってあるサトシくんのシールをタッチして内容を確認するので、「合っているかペンで確認してみよう」と言うだけで自然と取り札から子どもの手が離れ、けんかにならない。また、取り札の内容は、あえてあまり大きな音で再生させないので、集中して聴いている。
    • ・取り札の内容は、子どもの実態に即してひらがな一文字にしたり、「あめのあ」と単語と関連させたりする方法など、複数のバージョンが考えられる。(シールの色を変え、わかりやすくする。)

タイムログ 時間の経過が見えるタイマー

「タイムログ」活用歴5年(当時) N様(活用者のお母様)からの声をご紹介いたします。

Concept

時間が経過して、すべての LEDが消えると、LED の点滅とアラーム音で知らせます。アラーム音は調ができ、ボリュームつまみを最小にするとアラーム音が鳴らないようにできます。不要なスイッチやボタンを排除し、タイマー解除を容易にできない仕様になっています。(いたずら防止機能) ひもを通せる穴がありますので、携帯に便利なストラップ等を取り付けられます。

Case 「タイムログは本当に必需品です」
タイムログ
活用機器名

「タイムログ60-3」(旧タイプ)
3分に一個のランプが消えます。
※長年ご愛用いただいており、旧タイプのものです。

活用者

自閉症の中学1年生(当時)。知的にも最重度です。

主な活用場所

子供が部屋で。

主な活用目的・活用の様子

青ボタンで15分、緑ボタンで30分、黄ボタンで45分、赤ボタンで60分のタイマー設定ができ、3分経過毎に点灯している赤いLEDが1つずつ消えていきます。
写真は、いつも音を鳴らして遊んでいるおもちゃを夜遊び終わるために使っている様子です。
(いつまで遊んでいいのかの見通しをもつ)
あと何分してよいのか、対象物の写真をマジックテープでタイムログに貼って本人にわかるようにしています。
他、「スクールバスへ出発する時間」、「おやつまでの時間」、「寝るまでの時間」、「おでかけまでの時間」、「後どれだけの時間○○をできるか」等様々な用途で活用。

評 価

とてもうまくいっています。タイムログが一番わかりやすいようで日々の生活にこれがなくては困ります。他のタイマーも使ってみたのですが、やはりタイムログの赤丸が横一列に減っていく方が本人の理解度に合っているようです。
タイムログは15分、30分、45分、60分と設定時間が等間隔でセットされるので、時計がわからない子供ですが、毎日使っているうちに時間の長さがわかってきたように思います。
うちの子にとってタイムログとイヤマフ(聴覚過敏なので)はとても重宝しています。
子供が見通しを持って生活を送るためにタイムログは本当に必需品です。
このような支援機器に出会えて良かったです。有り難うございました。

活用のポイント

~改めて、6年後の現在(2014年)の様子と、活用のポイントを教えて下さいました。~

タイムログは、現在も活躍しており、「ごはん」と子供が言いにきた時に、こちらが「15分ね」と答えると、自分で15分のボタンを押して待っています。
幸いこの6年間は故障することもなく、正直金額は高いのですが、品物の頑丈さというか品質の良さ、それとやはり障害児にとっても「見てわかる大切さ」を感じています。
このような製品を取り扱って下さり、出会えたこと、感謝しています。 改めて今感じるのは、「どれだけの時間がたてば次の活動をできるのか」と、「どれだけの時間今の活動ができるのか」は、意味が全く異なりますので、知的に重い方の場合は、どちらか片方の利用の仕方、もしくはどちらか片方の利用の仕方を覚えたのちに、もう片方の利用の仕方を教えるのが良いと思います。

スマートナビ 上肢障害があっても頭部どの僅かな動きだけでマウス操作が可能!

脊損の絵描きflatman.さんとスマートナビの声をご紹介。

Concept

小さな反射用シールを稼動部位(額、メガネ、顎、帽子など)に貼り操作致します。画面上に、クリック、ダブルクリック、右クリック、ドラッグなどのボタンバーが表示されるため、マウスカーソルを希望のボタン上に静止させるだけでそれらの操作を行うことが可能です。

タイムログ
活用者

「16年前、スノーボードによる事故のため、頸椎部脊髄損傷で首から下の自由を失いました。病院のベッドで寝たきりです。それでもスマートナビを活用しPCを操作し、絵を描いています。

お問い合わせ

五大エンボディ株式会社では、精密検査機器・福祉関連機器の受託設計開発・共同設計開発、またその一部の受託を承っております。
よりよい製品のためのご提案から、国内外の生産拠点を活用してニーズに応じた生産までを徹底しておこないます。まずはお気軽にお問い合わせください。